ルネサスのR-Car、ドライバの感情に応答するクルマの開発に向け、cocoro SBの「感情エンジン」を活用

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ルネサス エレクトロニクス株式会社(以下、ルネサス)は、自動運転時代に向けてソフトバンクグループ株式会社(以下、ソフトバンク)傘下のcocoro SB株式会社が保有する人工感性知能「感情エンジン」(※1)を活用した「R-Car」用開発キットを開発した。これにより、感情を持ったクルマがドライバの感情をくみとり、ドライバに合わせて最適な応答が出来るクルマを実現できる可能性があるという。ルネサスは同開発キットを2017年内にリリースする計画だ。

「感情エンジン」を活用した「R-Car」用開発キットでは、「感情エンジン」を用い、ドライバの発する声から「自信」や「不安」等の感情を認識する。この感情に対する応答を、ルネサスの車載情報システム用SoC(SystemOn Chip)「R-Car」を用いて、クルマがドライバを思いやるという新たなUI(ユーザインタフェース)で表現する。これにより、ドライバはクルマとの対話において、言葉の意味だけでなく、それを超えた感情をくみとってもらうことができるため、クルマから適切な応答を受けることができるという。同社は、これをAIの機械学習と結びつけ、クルマがドライバとの対話を学習するにつれ、ドライバにとって最適な応答ができるクルマに成長させる狙いだ。

ルネサスは、ドライバの「感情」を、表情や視線、生体情報と同様に、ドライバの状態を計る情報の一つととらえ、それらを活用している。例えば、感情を認識するとドライバの運転と自動運転の切り替え時などで、言葉では切り替えに同意していても「不安」感情を認識することにより「自動運転を見合わせますか?」といった応答が可能になるという。また、自動運転中の夜道では、ドライバの感情に合わせてスピードを自然にコントロールすることもできるという。

ルネサスは今後、「感情エンジン」を活用するための開発キットを車載関連メーカやIT企業にも提案していくことで、クルマとドライバの新しいインタフェース開発や、感情データを活用したモビリティ市場へのサービスモデルの可能性を広げていく意向だ。

※1 人工感性知能「感情エンジン」とは、音声分析による音声感情認識技術と、デバイスの各種センサから、擬似的にホルモンバランスを形成することによってデバイスの感情を生成し、感情を色(喜びは黄色、悲しみは青など)と量(10段階)で見えるようにする「感情地図」で表現される感情生成技術で構成されている。

【関連リンク】
ルネサス(Renesas)
ソフトバンク(SoftBank)
ココロエスビー(cocoro SB)

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