イタリア人の3人に1人は「スマホが原因でケンカする」:調査結果

61738917_m-f5c2bfb5453e75999c35408b98bf3483202db260

現代において、もはやスマートフォンのない生活は考えられないだろう。それは生活を便利なものにする一方で、仕事と私生活の区別をなくし、人間関係にもネガティヴな影響を与えうる。ヨーロッパで行われた、スマホに関する最新の調査結果をご紹介。

TEXT BY ANTONIO CARNIVAL
TRANSLATION BY TAKESHI OTOSHI

WIRED(IT)

smartphones

IMAGE: misstuni / 123RF

ベッドに寝転がって眠りにつこうとしていると、スマートフォンが振動する。メールが届いたのだ。どうする? 寝返りを打ってそっぽを向くだろうか? ため息をついて、電話を手に取るために腕を伸ばすだろうか?

答えが後者なら、安心してほしい。仲間はたくさんいる。デロイトがEU諸国で行った調査によると、83パーセントの人々が夜の間も仕事のメールを読んでいるという。そしてこうした傾向は、新しい(そしてあまり嬉しくない)記録を生み出した。

イタリアは、最も頻繁に携帯電話が原因でケンカになるヨーロッパの国だ。とはいえ、「Global Mobile Consumer Survey」によると、このガジェットはイタリアだけでなくヨーロッパ全土で、よりいっそうカップルの不和の原因になっている。

Recovery DataSecret Key Web Agencyは、こうしたわれわれの新しい習慣を徹底的に調査した。携帯電話は、仕事の時間と私生活の間の距離を縮めた。わたしたちは朝起きるとすぐにスマートフォンを見て(そうしない人がいるだろうか?)、1日の間に平均200回以上チェックする(触るのはなんと1,000回だ)。

最も深刻な場合は「ノモフォビア」と呼ばれる症状に陥る。携帯電話がないと恐怖を感じてしまうのだ。73パーセントの人は、自分の電話をなくしたらパニックになるだろうと回答しており、14パーセントは完全に絶望するだろうと言う。問題が非常に深刻な日本では、「Otomos」というケースが発売された。アプリでスマートフォンの利用時間を設定し、特定の状況で利用できないようにすることができる。

このデヴァイスの衝動的な使用が、人間関係にも影響を与えないはずはない。ほぼ3人に1人のイタリア人は、パートナーや自身の子どもから、スマートフォンに釘付けになっていることを非難されているのだ。

しかし、こうした統計があるにもかかわらず、自分のスマートフォンに対する満足レヴェルは非常に高い。2016年にスマホを購入した人の74パーセントが、「何物にも変えがたい」ものだと述べている。要するに、わたしたちは今後も写真を撮り、検索を行い、ニュースを読み、ソーシャルメディアをチェックし続けるだろう。地下鉄の中でも、家でも。少なくとも、スマートフォンがあなたと大事な人を分かつまでは。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

話題をチェック

  1. 600x601x20170822nana.jpg.pagespeed.ic.u5ed1iTQeL-e5b3de5c391c8e3805df72a8cdb3da051ece71fa

    ANA、機内食総選挙2017の結果発表 和食は牛すきやき丼、洋食はビーフシチューとオムライス

    Sponsored link  機上ӗ…
  2. MIT-Instant-Retouch-TA-12db540ca97a6020f2db78ca5b27647ac89d2f28

    機械学習を用いれば、写真が「撮影する前」からプロ仕様の美しさに──グーグルとMITがアルゴリズムを開発

    NEWS 2017.08.22 TUE 08:00マサチ&…
  3. GettyImages-496380034-e1503241697905-b18cea347ee2933a806af5a4adfa2f3d9569add1

    「世界共通のインターネット」を巡る、グーグルとカナダ最高裁との闘い

    NEWS 2017.08.21 MON 07:00カナダ&…
ページ上部へ戻る