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NVIDIAとコマツは本日、AIを導入することで、建設現場の安全と生産性を高めていくパートナーとして協業していくことを発表した。

同協業では、コマツが建設現場全体を可視化・分析するためにNVIDIAのGPUを活用。NVIDIA Jetson AIプラットフォームは、現場に配備される建機の頭脳としての役割を果たし、現場の安全と生産性を向上させるとしている。

建設現場は、重機や不整地、連続稼働などの問題が存在するため、危険な職場の一つとして挙げられることが多い。昨年は日本だけでも300人近くの死者と、15,000人を超える負傷者が出ているという(出典:建設業労働災害防止協会「労働災害発生状況」)。

また、日本の建設業界は、高齢化と熟練工の減少などによる深刻な労働力不足に直面しており、困難な状況に置かれていると言える。

技能労働者約340万人(2014年時点)のうち、1/3にあたる約110万人が今後10年間で高齢化等により離職する可能性が高いことが想定されている(出典:一般社団法人日本建設業連合会「再生と進化に向けて~建設業の長期ビジョン~」(2015年3月)を基にコマツが推計)。

これらの課題に対処するため、コマツは、2015年以降「スマートコンストラクション」事業を展開し、建設現場に携わる人・モノ(機械、土など)についてのさまざまな情報をつなぐことで、建設現場の安全、生産性を向上させている。

同事業はこれまでに累計で、国内の4,000以上の建設現場に導入されており、世界への展開も視野に、これからも増え続ける予定だという。

NVIDIAのGPUはドローンやカメラと通信することで、現場全体の可視化と分析を実現するAIプラットフォームになる。GPUはコマツのパートナーであるSkyCatchのドローンと通信し、3D画像を収集して地形データを作成し、地形を可視化する。

一方、IoT管理ソフトウェア企業のOPTiMは、現場のカメラから集めた人や建機のデータをGPUで認識し、現場の地形情報に紐付けて可視化するためのアプリケーションを提供する。なお、SkyCatchとOPTiMはいずれもNVIDIAのInceptionプログラムに参加しているスタートアップ企業だ。

この協業の中心となるのは、エッジでAIコンピューティングを提供するクレジットカードサイズのプラットフォーム、NVIDIA Jetsonだ。NVIDIAのクラウドテクノロジーと連携するJetsonは、コマツの建機に搭載されることで、建機の周りにいる人や機械を直ちに認識できる360°映像が提供可能となり、接触や衝突などの事故を防ぐ。

さらにJetsonは、建機の運転席に設置されているステレオカメラにも使用され、刻一刻と変化する状況をリアルタイムに認識し、建機のオペレーターに的確な指示を与えることを可能にするという。

また、将来的には、機器の自動制御に加えて、建設現場や採掘現場の高解像度レンダリングや仮想シミュレーションなどに利用される予定だ。

【関連リンク】
エヌビディア(NVIDIA)
コマツ(KOMATSU)
SkyCatch
オプティム(OPTiM)

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