Moogのシンセサイザーを219ドルでつくれる「DIYキット」

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音楽シーンを支えてきた“現代電子音楽の祖父”、モーグ・シンセサイザーに安価なDIYキットが登場。子どもでも簡単に使い方を学ぶことができ、キットを使って音をつくるワークショップも行われている。

TEXT BY APRIL GLASER
EDIT BY WIRED.jp_U

WIRED (US)

ほぼすべてのミュージシャンは、「Moog」(モーグ)に尊敬の眼差しを向けているだろう。誰に聞いても、モーグ・シンセサイザーは“現代電子音楽の祖父”のような存在だからである。

スムーズだが鋭いこのシンセサイザーの音は、ブライアン・イーノやドクター・ドレーの有名楽曲から、作曲家のサン・ラやウェンディ・カルロスといったリスナーを遠い宇宙と結びつけてくれるような音楽まで、現在の音楽シーンの至るところから聴くことができる。

モーグは高価だ。例えば、キース・エマーソンが使った装置を再現した「Emerson Moog Modular System」は150,000ドルする。控えめに言っても、手に入れるには高いハードルがある。しかしいま、ドライヴァーと219ドルが手元にあれば、自分でモーグのシンセサイザーをひとつ組み立てることができるようになった。

DIYによってつくることができるのは、モーグが毎年開催する音楽フェス「Moogfest」で2年前に発表された「Werkstatt-01」。このアナログシンセサイザーのサウンドは電圧制御された発振器から生み出され、最高水準のフィルターが反響をコントロールする。2つの波形を発することのできる発振器は、Werkstattの主要音源だ。9オクターブの範囲のなかで、自由に多くの音階に移ることができる。

このDIYモーグは、初心者にぴったりの、純粋なシンセサイザーだ。素晴らしい図表がついた詳細なインストラクションが変調波の概念を説明し、ヴィデオや練習問題の揃ったウェブサイトで、誰もがその使用方法を理解することができる。

モーグ・シンセサイザーのファンは実に多様だが、そうした多様な熱狂者たちも、モーグを演奏したときの体験は共有することができるだろう。一度演奏してみると、電子音波がどのように生み出されるのかについて多くのことを学べるという体験だ。モーグを手に入れたら、演奏に多くの時間を費やすこと。ヘッドフォンを使いたくなければ、近所の住人がいい人であることを願うしかない。

未来のTOKYOを「音」というテーマを通して体感する複合イヴェント「SOUND & CITY」。『WIRED』日本版とRizomatiks、そしてTechShop Tokyoのプロデュースで、4月28(木)29(金)にアークヒルズで開催。tofubeats、和田永などのアーティストとともに、BeatsのプレジデントやVESTAXの創業者らが登場する新しいタイプの複合イヴェント!

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