「嫌悪されない大麻プロダクトデザイン」を、5組のデザイナーが考えた

01_weed160425-e19150aba77e3305162c7d9340ca07f200cd1068

2016年4月、カナダの保健相大臣が同国における大麻合法化に向けた法整備を進めることを発表した。マリファナ関連のスタートアップも多数登場するなどの動きが見られるなか、ある雑誌が企画したのは、デザイナーによる「大麻プロダクトのリデザイン」だった。

TEXT BY LIZ STINSON
EDIT BY WIRED.jp_ST

WIRED(US)

  • 1/5NYCのデザインスタジオ、Original Champions of Designがデザインした「Skunk」は、新規ユーザーの目を引くべく、香りと鮮やかな色彩の包装を使ったラインナップだ。「Sunday Paper」から「Easy-Bake」や「Colombian Roast」まで、気分に応じたラインナップがそれぞれの箱に入っている。「自分に合った特徴のものを選びやすくするための機能を研ぎ澄まし、Skunkのアイデンティティを構築しました」と、担当したデザイナーらは言う。「デザインを決める際に重要だったのは、製品名を強調する役割をする本製品の特徴である白のストライプと、各大麻のはっきりとした種類毎の香りがする色分けされた穴の開いた容器の2つです」
    IMAGE COURTESY OF ORIGINAL CHAMPIONS OF DESIGN

  • 02_weed160425

    2/5メディカル製品に特化した活動を続けているスタジオ・Pearlfisherは、耐ストレスや、疾患・痛みの緩和の点からデザインを考えた。大麻の量を正確に管理できる食用油、溶解性経口ピル、そしてリストバンドが製品としてパッケージされている。「追求したのは、単純で穏やかで、純粋であること。医療分野における伝統的な「機能言語」に即したデザインです。引き算の考え方に基づき、『A』を模したロゴを『マイナスサイン』で表現したこのデザインは、この製品がもたらす緩和効果を表現すると同時に、正しい容量をさまざまな色で利用者に伝える役割を果たすのです」
    IMAGE COURTESY OF PEARLFISHER

  • 03_weed160425

    3/5Bruce Mau Designがつくったのは、「Hi」という名のサブスクリプションサーヴィスだ。ユーザーは、「Soothe」「Relax」「Passion」「Energy」「Focus」と名づけられた紅茶やローションなどの大麻製品が含まれる「BudBoxes」を注文できる。このサーヴィスでは、1回分ずつに分けた「既定の最適用量」の大麻が含まれているという。彼らは、注文の際のストレスを最小限にするべく、明るく楽しいデザインにした。「鮮やかな色彩と親しみやすいパッケージは、ユーザーを楽しい気持ちにしてくれます。それに『Bud』という名のキャラクターが、楽しみながら製品を選ぶ親しみやすいガイド役をこなしています」という。
    IMAGE COURTESY OF BRUCE MAU DESIGN

  • 04_weed160425

    4/5NYのKarlssonwilkerが制作した「L’Enfer Est Volontaire」は、袋に大麻の煙を封入したチップスなどからなる豪華な大麻製品ラインだ。袋の角の部分を切り取って(煙を)吸入したのち、残ったチップスを軽食としていただく。「大麻の煙を加えたとしても、通常のチップスと比べて、流通において追加のエネルギーは不要です」と、デザイナーらは説明する。「デザインには、定番の『大麻のグラフィック』を使用していません。われわれはこのアイデアがとても気に入ったので、すでに特許を申請しています」
    IMAGE COURTESY OF KARLSSONWILKER

  • 05_weed160425

    5/5NYCのデザイン事務所Base Designは、飲食物に加えたり、あるいはそのまま飲める“大麻の添加物”、「Okay」を制作した。製品自体は液体で、外装はケチャップのようだ。バッグに入れてどこへでもかんたんに持ち歩ける。「これまでの大麻は、そのサイケデリックさや葉のの形状といった記号的な見え方をはじめ、消費のしかたにおいても、煙の吸入や経口摂取のような従来のやりかたが多く採用されています」と、制作チームは言う。「それらのスティグマから離れ、大麻を今後10年、20年、30年にわたって日常生活の一部として存在していける方法を模索しようと考えました」
    IMAGE COURTESY OF BASE DESIGN

  • 01_weed160425

    01_weed160425

NYCのデザインスタジオ、Original Champions of Designがデザインした「Skunk」は、新規ユーザーの目を引くべく、香りと鮮やかな色彩の包装を使ったラインナップだ。「Sunday Paper」から「Easy-Bake」や「Colombian Roast」まで、気分に応じたラインナップがそれぞれの箱に入っている。「自分に合った特徴のものを選びやすくするための機能を研ぎ澄まし、Skunkのアイデンティティを構築しました」と、担当したデザイナーらは言う。「デザインを決める際に重要だったのは、製品名を強調する役割をする本製品の特徴である白のストライプと、各大麻のはっきりとした種類毎の香りがする色分けされた穴の開いた容器の2つです」
IMAGE COURTESY OF ORIGINAL CHAMPIONS OF DESIGN

  • 02_weed160425

    02_weed160425

メディカル製品に特化した活動を続けているスタジオ・Pearlfisherは、耐ストレスや、疾患・痛みの緩和の点からデザインを考えた。大麻の量を正確に管理できる食用油、溶解性経口ピル、そしてリストバンドが製品としてパッケージされている。「追求したのは、単純で穏やかで、純粋であること。医療分野における伝統的な「機能言語」に即したデザインです。引き算の考え方に基づき、『A』を模したロゴを『マイナスサイン』で表現したこのデザインは、この製品がもたらす緩和効果を表現すると同時に、正しい容量をさまざまな色で利用者に伝える役割を果たすのです」
IMAGE COURTESY OF PEARLFISHER

  • 03_weed160425

    03_weed160425

Bruce Mau Designがつくったのは、「Hi」という名のサブスクリプションサーヴィスだ。ユーザーは、「Soothe」「Relax」「Passion」「Energy」「Focus」と名づけられた紅茶やローションなどの大麻製品が含まれる「BudBoxes」を注文できる。このサーヴィスでは、1回分ずつに分けた「既定の最適用量」の大麻が含まれているという。彼らは、注文の際のストレスを最小限にするべく、明るく楽しいデザインにした。「鮮やかな色彩と親しみやすいパッケージは、ユーザーを楽しい気持ちにしてくれます。それに『Bud』という名のキャラクターが、楽しみながら製品を選ぶ親しみやすいガイド役をこなしています」という。
IMAGE COURTESY OF BRUCE MAU DESIGN

  • 04_weed160425

    04_weed160425

NYのKarlssonwilkerが制作した「L’Enfer Est Volontaire」は、袋に大麻の煙を封入したチップスなどからなる豪華な大麻製品ラインだ。袋の角の部分を切り取って(煙を)吸入したのち、残ったチップスを軽食としていただく。「大麻の煙を加えたとしても、通常のチップスと比べて、流通において追加のエネルギーは不要です」と、デザイナーらは説明する。「デザインには、定番の『大麻のグラフィック』を使用していません。われわれはこのアイデアがとても気に入ったので、すでに特許を申請しています」
IMAGE COURTESY OF KARLSSONWILKER

  • 05_weed160425

    05_weed160425

NYCのデザイン事務所Base Designは、飲食物に加えたり、あるいはそのまま飲める“大麻の添加物”、「Okay」を制作した。製品自体は液体で、外装はケチャップのようだ。バッグに入れてどこへでもかんたんに持ち歩ける。「これまでの大麻は、そのサイケデリックさや葉のの形状といった記号的な見え方をはじめ、消費のしかたにおいても、煙の吸入や経口摂取のような従来のやりかたが多く採用されています」と、制作チームは言う。「それらのスティグマから離れ、大麻を今後10年、20年、30年にわたって日常生活の一部として存在していける方法を模索しようと考えました」
IMAGE COURTESY OF BASE DESIGN

大麻がすでに「一大ビジネス」となっていることをご存知だろうか? そして、金があるところにはブランディングがある。すでにデザイナーの間では、洗練されたツールとデザイン性の高い御パッケージを目指すデザイン競争が加速している。

Surface』は同誌の5月号のために、同じ内容の企画書を、最高峰のデザインスタジオ10社に送付した。「大麻中心デザイン」の文化の未来を表現する、架空の野心的なマリファナブランドをつくるというものだ。「つまるところ、未来の大麻版スターバックス、といったところだ」と、『Surface』誌の編集長、スペンサー・ベイリーは言う。上記ギャラリーでは、そのうちの5つのアイデアを紹介する。

ジョージ・ルーカスのSFX工房「インダストリアル・ライト & マジック」の40年が語られたオーラルヒストリーや『フォースの覚醒』を生み出す6人のインタヴューから、神話を生んだ魔法とイノヴェイションをひも解く本格スター・ウォーズ特集。そのほか、佐久間裕美子のコロラド・マリファナ・ロードトリップに、“ロボットの目”を生み出した金出武雄のヴィジョン、スケボー界のレジェンド、ロドニー・ミューレンに学ぶ七転び八起きのイノヴェイション論を掲載!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

話題をチェック

  1. 600x601x20170822nana.jpg.pagespeed.ic.u5ed1iTQeL-e5b3de5c391c8e3805df72a8cdb3da051ece71fa

    ANA、機内食総選挙2017の結果発表 和食は牛すきやき丼、洋食はビーフシチューとオムライス

    Sponsored link  機上ӗ…
  2. MIT-Instant-Retouch-TA-12db540ca97a6020f2db78ca5b27647ac89d2f28

    機械学習を用いれば、写真が「撮影する前」からプロ仕様の美しさに──グーグルとMITがアルゴリズムを開発

    NEWS 2017.08.22 TUE 08:00マサチ&…
  3. GettyImages-496380034-e1503241697905-b18cea347ee2933a806af5a4adfa2f3d9569add1

    「世界共通のインターネット」を巡る、グーグルとカナダ最高裁との闘い

    NEWS 2017.08.21 MON 07:00カナダ&…
ページ上部へ戻る