音楽は未来からやってくる:「Sound & City」1日目レポート #soundandcity

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4/28・29にアークヒルズで開催している「Sound & City」は、『WIRED』日本版、TechShop Tokyo、Rhizomatiksが企画制作を行う都市型フェスティヴァルだ。1日目のトークセッションで得られた金言たちは、音楽が指し示す未来の姿を指し示していた。当日の様子をギャラリーとともに振り返る。

PHOTOGRAPHS BY KAORI NISHIDA
TEXT BY KEI WAKABAYASHI

  • 1/17Seihoのライヴ前のリハーサルの様子。

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    2/17活け花とモジュラーシンセというコンビネーションの不可解さは、楽器と花を扱うSeihoの手つきの近似性で氷解した。

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    3/17弊誌編集長との対談で「他人とは何か?」について考えていると哲学的な自問自答を告白するSeiho。

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    4/17世界に2番目となった「Rez Infinite – Synesthesia Suit」の一般お披露目。未来の「音」の世界を視た人が続出。

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    5/17初日から平日にも関わらず、多数の体験希望者が訪れ、整理券は売りきれとなった。

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    6/17メインステージでパフォーマンスを披露した中山晃子。目の前で、さまざまな画材とと音をつかってリアルタイムで「絵」が描かれた。

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    7/17「Sound & City」を知らずにアークヒルズを訪れた人が、立ち止まっていることも多かった。

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    8/17カンファレンスセッションには、平日にも関わらず多くの来場者が駆けつけてくれた。

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    9/17テルアヴィヴから駆けつけた、Designitのガイ・ハヴィヴはサウンドデザインについて講義。

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    10/17音の没入感を生みだす方法に、Designit流のデザイン思考で迫った。

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    11/17フィルハーモニア管弦楽団のデジタルチームも登壇。クラシック音楽とテクノロジーの可能性について語ってくれた。

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    12/17Beats by Dr.Dreのプレジデント、ルーク・ウッドはとにかく音楽が好き!トークから、それがビシバシ伝わってきた。

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    13/17齋藤貴弘と坂口修一郎による、風営法改正後の新しいナイトシーンを考えるセッション。

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    14/17代官山のクラブUNITの立ち上げに携わった坂口修一郎。

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    15/17風営法改正へのロビイングを行ってきた齋藤貴弘弁護士。

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    16/17「夜のクリエイティヴディレクター」Rhizomatiksの斎藤精一がモデレーターを務めた。

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    17/17「Wrap-up Session」|TechShop Tokyo + KaleidoWorks + WIRED Lab.

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Seihoのライヴ前のリハーサルの様子。

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活け花とモジュラーシンセというコンビネーションの不可解さは、楽器と花を扱うSeihoの手つきの近似性で氷解した。

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弊誌編集長との対談で「他人とは何か?」について考えていると哲学的な自問自答を告白するSeiho。

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世界に2番目となった「Rez Infinite – Synesthesia Suit」の一般お披露目。未来の「音」の世界を視た人が続出。

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初日から平日にも関わらず、多数の体験希望者が訪れ、整理券は売りきれとなった。

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メインステージでパフォーマンスを披露した中山晃子。目の前で、さまざまな画材とと音をつかってリアルタイムで「絵」が描かれた。

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「Sound & City」を知らずにアークヒルズを訪れた人が、立ち止まっていることも多かった。

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カンファレンスセッションには、平日にも関わらず多くの来場者が駆けつけてくれた。

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テルアヴィヴから駆けつけた、Designitのガイ・ハヴィヴはサウンドデザインについて講義。

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音の没入感を生みだす方法に、Designit流のデザイン思考で迫った。

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フィルハーモニア管弦楽団のデジタルチームも登壇。クラシック音楽とテクノロジーの可能性について語ってくれた。

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Beats by Dr.Dreのプレジデント、ルーク・ウッドはとにかく音楽が好き!トークから、それがビシバシ伝わってきた。

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齋藤貴弘と坂口修一郎による、風営法改正後の新しいナイトシーンを考えるセッション。

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代官山のクラブUNITの立ち上げに携わった坂口修一郎。

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風営法改正へのロビイングを行ってきた齋藤貴弘弁護士。

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「夜のクリエイティヴディレクター」Rhizomatiksの斎藤精一がモデレーターを務めた。

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「Wrap-up Session」|TechShop Tokyo + KaleidoWorks + WIRED Lab.

未来のTOKYOを「音」というテーマを通して体感する複合イヴェント「SOUND & CITY」。『WIRED』日本版とRizomatiks、そしてTechShop Tokyoのプロデュースで、4月28(木)〜29(金)にアークヒルズで開催。tofubeats、和田永などのアーティストとともに、BeatsのプレジデントやVESTAXの創業者らが登場する新しいタイプの複合イヴェント。会場では無料で体験できるさまざまなインスタレーションも!

音楽の話を聞くのは楽しい。

28日「Sound & City」に登壇したBeatsプレジデントのルーク・ウッドに「好きな日本のバンドってあります?」って聴いてみたところ、「最初に好きになった日本のバンドはBoredomsだよ」と答えてくれた。ウッドは、15歳からラジオ局でバイトをはじめ、大学時代にはカレッジラジオなどを手がけたのち、A & Mレコードにインターンとして入った経歴をもつ。のちにGeffen Recordsでパブリシストとしてニルヴァーナの『Nevermind』に関わり、その後IntercopeなどでA & Rの仕事を手がけてきた。音楽制作の現場の機微に通じたウッドは、「ハードウェア・スタートアップ」であるBeatsでの仕事を、例えばこんな風に語る。

「2008年に、最初に出したプロダクトは言ってみればThe Clashの1stアルバムみたいなものだよ。レコーディング技術的にも演奏面でも確かに拙いんだけれども、クラッシュのスピリッツはすべてそこに凝縮されている。その彼らが成長していくことで、3枚目になると傑作中の傑作である『London Calling』が生まれる。ぼくらはプロダクトメーカーとして、ちょうどこの3枚目のアルバムあたりに来てると思うんだ」

何年にも渡って、何千時間もの時をミュージシャンたちと過ごし、ほんのちょっとしたツマミの動きで、音が、音楽が、そして、それによってもたらされるエモーションがどれだけ変わるかを熟知したエンジニア/プロデューサーである、ジミー・アイオヴィン、Dr. Dre、そしてルーク・ウッドが生み出すプロダクトは、テクノロジーやエンジニアリングではなく、音楽づくりの現場のエトスによってドライヴされている。

「例えば、ミュージシャンとスタジオに入っているとき、ほかのミュージシャンがどんなものをいまつくってるかなんてことは一切気にしないもんなんだ。自分たちができることをどこまでやれるか。ただそのことにだけ集中するんだ。Beatsのアプローチもそれと同じ。競合他社が、どんなことをやっているか、やろうとしているかなんていうことはまったく気にしない。ここにシェーカーの音を入れたらどうだろう、このハモりはない方がいいな、とか言いながら音楽をつくっていくのと同じように、ぼくらはプロダクトをつくっているんだ」

アイオヴィンがスプリングスティーンの『ボーン・トゥ・ラン』をつくったときの、Dr. Dreが『ザ・クロニック』をつくったときと変わらぬクリエイティヴィティが、彼らのプロダクトを支えている。ウッドの登壇を聞いていたVestax創業者の椎野秀聰は、トーク終了後に「面白いよね、彼らが言う『プレミアム・オーディオ』という言葉は、日本で言われるときの意味とはまったく違うんだね」。にこにこと話してくれた椎野の真意は、「Sound & City」の2日目、29日のトークセッションで明かされるはずだ。

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    1/12「The Virtual Orchestra」|フィルハーモニア管弦楽団

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    2/12「The Virtual Orchestra」|フィルハーモニア管弦楽団

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    3/12「The Virtual Orchestra」|フィルハーモニア管弦楽団

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    4/12「MusicLab」|フィルハーモニア管弦楽団

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    5/12英国文化スポーツ担当大臣も来訪!

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    6/12「The Virtual Orchestra」|フィルハーモニア管弦楽団

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    7/12「Play Me, I’m Yours」|ルーク・ジェラム

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    8/12「Trading Garden」|森永泰弘 + ホンダ

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    9/12「&Y01 + Silent Cello & Silent Violin」|ヤマハ

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    10/12Border Shirtsizer|和田永

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    11/12「Radio Buffet」|TechShop Tokyo

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    12/12「Garden of Russolo」|スズキユウリ

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「The Virtual Orchestra」|フィルハーモニア管弦楽団

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「The Virtual Orchestra」|フィルハーモニア管弦楽団

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「The Virtual Orchestra」|フィルハーモニア管弦楽団

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「MusicLab」|フィルハーモニア管弦楽団

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英国文化スポーツ担当大臣も来訪!

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「The Virtual Orchestra」|フィルハーモニア管弦楽団

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「Play Me, I’m Yours」|ルーク・ジェラム

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「Trading Garden」|森永泰弘 + ホンダ

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「&Y01 + Silent Cello & Silent Violin」|ヤマハ

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Border Shirtsizer|和田永

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「Radio Buffet」|TechShop Tokyo

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「Garden of Russolo」|スズキユウリ

1日目のカンファレンス全体に参加したというあるお客さんが、会場でこんなことを話しかけてくれた。「音楽には、まだまだやれることがたくさんあるんだなと思って元気になりました。音楽という枠の外に出ることで、音楽は新しい可能性を見つけることができるんですね」

この日聞けた話のなかに、音楽の先行きを悲観するようなものは、まったくなかった。ウッドは、あらゆる音楽のジャンルは「プレイリストという文化のなかで、むしろ新しい価値を見出されていくんだ」と語り、活け花とモジュラーシンセによって、音と視覚の奇妙なクロスオーヴァーを見せて/聴かせてくれた、音楽家のSeihoは、ジャンルというものの境界が曖昧になっていくことで、より、その音楽家の固有性、本質が立ち上がってくる、と言う。

Seihoは、それに先立つトークセッションでは、5月18日に発売となるワールドワイドデビュー作『Collapse』は、実はすでに数年前に制作した音源を集めたものだと明かし、実は、そのときつくられた音の「意味」が、むしろいまになって自分でも分かり始めてきた、とさえ語ってくれた。

音楽は、思考や論理では辿り着かない、アーティスト自身すらも感知しない未来からやってくる。だから面白い。

本日29日には、森永泰弘和田永agraphの3人の音楽家が、そしてBeatsにもヒケを取らない、日本が誇るオーディオスタートアップをつくり上げた椎野秀聰が、「音」と、それを通して見た「未来」を語ってくれる。

「SOUND & CITY」は、4/29(金)まで開催!

詳細は、随時更新される特設サイトにて! 有料となるアークヒルズカフェ内のプログラム、及びワークショップのチケットはすべてこちらのPeatixページから購入いただけます。

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