サムスン「Samsung Pay」でアメリカのモバイル決済市場へ参入

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引用:http://techneedle.com/archives/21764

 

サムスンは同社のイベント「SAMSUNG Galaxy Unpacked 2015」にて、今年9月に北米向け「サムスンペイ(Samsung Pay)」をリリースすると発表した。サムスンペイのシステム要件はアップルペイと類似しており、「NFC」「指紋認証」「セキュリティトークン」を使うことで、加盟店に対してカード番号を公開しない。

今年2月にM&Aを行なった「ループペイ(LoopPay)」技術も搭載しほぼ全ての加盟店で利用可能だが、磁気信号を発生させる機能が必要となるためにGalaxy「S6」「S6 Edge」「S6 Edge Plus」「Note5」といった最新端末でしか利用できない。またアップルペイよりも提携金融機関が少ないことも弱み。

Android市場におけるサムスンの独自決済システムが、今後同社の携帯端末事業へどのような影響を与えるのか見守りたい。

 

執筆者コメント

モバイル決済市場のシェア獲得に向けた本格的な競争が始まっている。サムスンペイにおける他社との差別化ポイントは「ループペイ」をM&AしMST(Magnetic Secure Transmission)技術を自社製品に搭載したことにより、NFC(Near Field Communication)端末を持たない加盟店であっても、そのほとんどで利用可能だという事があげられる。

サムスンペイはMSTとNFCの両方を利用できる点が市場競争において有利に働くと考えられる。しかし提携金融機関が少ないことと、スマートフォンを取り出してカードを選択する必要がある点が弱み。

アップルペイは端末がスリープ状態でも決済が行なえ、クレジットカードでの決済とそれほど変わらない。いまのところNFC端末を保有している加盟店は少ないが、磁気信号を使ったシステムにおけるセキュリティ上の課題、アメリカ政府のとるNFC政策、GoogleやAppleがNFC方式を採用していることを考慮すれば、今後NFCがモバイル決済の標準システムとなっていく可能性は高い。

サムスンはNFCがシェアを伸ばす前により多くのユーザーをMSTに固定化し、自社端末のシェアを上げてサムスンペイ・ユーザーを確保することが課題となる。

この課題において、JPモルガンとの不和は非常に残念。多くの金融会社と連携しているGoogleは、先日「アンドロイドペイ(Android Pay)」をGSM(Google Service Mandatory)に採用した。サムソンに残されている時間は少ない。

 

原文を読む】 techNeedle.com

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