テスラはヨーロッパでの生産拠点拡大に目をつけた

aflo_LKGC470156-1024x682-a55c4ae56a58ad6c2a7f7e319b7a97522218e8c6

テスラ・モーターズは、ドイツのGrohmann Engineeringを買収することを発表。完全オートメーション化した自動車工場をヨーロッパをはじめとした世界中に展開し、EVの生産力を劇的に高めることが目的だ。

TEXT BY MEGAN GEUSS
TRANSLATION BY SATOMI FUJIWARA/GALILEO

ARS TECHNICA (US)

カリフォルニア州フリーモントのテスラ・モータースの2015年5月撮影。PHOTO: AP / AFLO

写真は、カリフォルニア州フリーモントのテスラ・モータースの2015年5月撮影。PHOTO: AP / AFLO

テスラ・モーターズは11月8日(米国時間)、ドイツのGrohmann Engineeringを買収することで合意したと発表した。買収の目的は、とくに待ち望まれる「Model 3」の登場に備えて、テスラの工場を完全オートメーション化して生産力を「爆発的に」高めることにある。

買収後は社名がTesla Grohmann Automationと改められ、これが、新しくできる「Tesla Advanced Automation Germany」本部の基礎となる。Grohmann Engineeringの創設者でCEOのクラウス・グローマンは、買収後もドイツ・プリュムにある同社の指揮を執る。

テスラは同社ブログのなかで、Advanced Automationセンターを今後さらに世界中でつくっていきたいと書いている(Grohmann Engineeringはすでに、ドイツと米国、上海に拠点をもっている)。

「テスラの工場を世界で最も進んだものにするために、オートメーション生産システムにとって重要ないくつかの要素がプリュムで設計・製造されることになるでしょう。生産のスピードと質が指数関数的に向上し、車を1台つくるのにかかる設備投資が大幅に削減されると確信しています」とテスラは述べている。

Grohmann Engineeringの現在の従業員数は700人だが、テスラは、今後2年でさらに1,000人以上を新規採用するつもりだという。

テスラはこのところ、次世代工場の建設に注力してきた。買収提案を伝えるブログ投稿でテスラは、2010年に稼動を開始した同社のフリーモント工場は、この4年で生産を400パーセント増やしたと述べている。しかし、それでも2015年に新型EV「Model X」を発売したときには製造が追いつかずに苦労した。

テスラはまた、ネヴァダ州でも自動化が進んだバッテリー製造工場「メガファクトリー」を拡大させている(日本語版記事)。

「Model X」発車時の圧倒的な加速は多くのファンの心を掴んでいる。動画は「Model X P90D」とフェラーリ「F430」で“ドラッグレースをやってみた”もの。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

話題をチェック

  1. 600x601x20170822nana.jpg.pagespeed.ic.u5ed1iTQeL-e5b3de5c391c8e3805df72a8cdb3da051ece71fa

    ANA、機内食総選挙2017の結果発表 和食は牛すきやき丼、洋食はビーフシチューとオムライス

    Sponsored link  機上ӗ…
  2. MIT-Instant-Retouch-TA-12db540ca97a6020f2db78ca5b27647ac89d2f28

    機械学習を用いれば、写真が「撮影する前」からプロ仕様の美しさに──グーグルとMITがアルゴリズムを開発

    NEWS 2017.08.22 TUE 08:00マサチ&…
  3. GettyImages-496380034-e1503241697905-b18cea347ee2933a806af5a4adfa2f3d9569add1

    「世界共通のインターネット」を巡る、グーグルとカナダ最高裁との闘い

    NEWS 2017.08.21 MON 07:00カナダ&…
ページ上部へ戻る