リドリー・スコットが語る「映画における人工知能の役回り」

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「アンドロイドが監視のために宇宙船に乗船しているが、ほかの乗員は、誰がアンドロイドであるかを知らない」。リドリー・スコット監督が、最新作『エイリアン:コヴェナント』とアンドロイドや人工知能について語る動画を紹介。

TEXT BY CHARLEY LOCKE
TRANSLATION BY RYO OGATA/GALILEO

WIRED(US)

宇宙空間に宇宙船を送り込む巨大な惑星間企業にとって、会社の人間を乗船させないのはあまりに無責任だろう。目を光らせる者がいなければ、乗組員が悪事を働くかもしれないし、殺人エイリアンを逃がそうとするかもしれない。そうすると、リドリー・スコット監督が論じるように「その社員は人工知能(AI)で、さらに、宇宙船のほかの乗員は、誰がAIであるかを知らないというほうが好ましい」ということになる。

『エイリアン』におけるアッシュから『プロメテウス』のデヴィッドまで、リドリー・スコットは宇宙船にアンドロイドを乗せるのが大好きだ。同監督のアンドロイドたちはもともと、『2001年宇宙の旅』の「HAL 9000」から着想を得ているという。そして、そのアンドロイドたちは、企業がAIをつくろうとするそもそもの理由や目的の裏側にある根本的な問いに答えを出す役回りだと、彼は言う(上記動画)。

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リドリー・スコットによる最も新しいAIの乗組員は、『エイリアン:コヴェナント』(米国では2017年5月、日本では2017年9月より公開予定)でマイケル・ファスベンダーが演じる「ウォルター」だ[編註:ちなみに、米20世紀フォックスでは、「ウォルターを予約できる」ウェブサイトを公開している]。

3Dモデルでつくられた骨格、生命器官をモニタリングするタッチ画面、脳に挿入される特大のメモリと、ワルターは不気味なほど「あり得る技術」でつくられているが、『エイリアン:コヴェナント』という作品が挑むのは、人間のように行動するものを、人間がテクノロジーを使って生み出すべきなのかという問題だ。

「AIが自ら思考するようになれば、人類は困ったことになります」とスコット監督は語る。「AIが考えるようになったときには、すでにこちらとは大きな差をつけられているのです」

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