Appleのハイパーバイザー技術を利用しmacOSの仮想環境を構築出来る「Anka」でmacOS 10.13 High SierraのVMを構築する方法。

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 Appleのハイパーバイザー技術を利用しmacOSの仮想環境を構築出来る「Anka」でmacOS 10.13 High SierraのVMを構築する方法です。詳細は以下から。

 米&ウクライナのソフトウェア会社Veertu Software Ltd.は本日、AppleのHypervisorフレームワークを利用し、macOSの仮想環境を構築・配布できる「Anka」シリーズを公開しましたが、そのAnkaのPublic Beta版のお誘いが来ていたので、チュートリアル通りmacOS 10.13 High Sierraの仮想マシンを構築してみました。

VeertuのAnka仮想環境。

High Sierraのインストール方法

Step1

Veertuの公式サイトからAnkaのPublic Betaに登録してAnka Buildをダウンロードしインストール。

Anka Buildのインストール

Step2

“Install macOS 10.13 Beta.app”をMac App Storeからダウンロード。

Mac App StoreからHigh SIerraをダウンロード

以下ではアプリケーションフォルダにあるものとします

Step3

以下のankaコマンドを利用し40GBの仮想ディスクを作成。しばらくすると、ankaコマンドが”created successfully”というメッセージとともにディスクID(ここではHOGEHOGE)を出力するので、そのIDをコピーします。

anka create-diskコマンド

anka create-disk --size 40G --app /Applications/Install macOS 10.13 Beta.app/
~~
disk HOGEHOGE successfully at: HOGEHOGE.ank

Step4

次に仮想マシンのメモリとCPU、仮想マシン名を設定します。先程コピーしたディスクIDを”–image-id”に設定、以下では2GBメモリと2CPUの仮想マシンを作成し、仮想マシン名は”highsierra”としています。

AnkaでHigh Sieraの仮想マシンをセットアップ。

anka create --image-id diskid --ram-size 2G --cpu-count 2 highsierra

Step5

仮想マシンのセットアップが終了したら以下のコマンドでウィンドウマネージャ(VNC)を起動し、macOSのセットアップを開始します。*ほとんどの設定はホストOSから引き継がれています。

macOS High Sierraのセットアップ。

anka view highsierra

Step6

仮想マシンおよびmacOSのセットアップが終了すると、High Sierraのデスクトップが表示されますが、使い始める前にシステム環境設定アプリを開き、Veertu Inc.が用意した機能拡張を[セキュリティとプライバシー] → [一般]タブから許可します。

High Sierraのプライバシー設定。

Step7

この段階で一度macOS High Sierraの仮想マシンをします。仮想マシンの終了は通常通りAppleメニューから[システム終了]を選択するだけですが、その他、仮想マシンの起動・終了・状態の確認は以下のコマンドで行います。

  • anka start highsierra : 仮想マシンの起動
  • anka stop highsierra : 仮想マシンの終了
  • anka list : 仮想マシンの確認

Step8

次に、ホストOSとの共有フォルダを作成するため以下のコマンドで”osxfuse“ライブラリをインストールし、再起動後、もう一度システム環境設定アプリを開き、今度は”osxfuse”アプリの使用許可を取ります。

cd /Library/Filesystems/osxfuse.fs/Contents/Extensions
sudo ln -ls 10.9 10.13

Step9

最後に仮想マシンを終了し、以下のコマンドで準仮想化ドライバ等の検証を行えば通常の仮想マシンとして利用できます。

Anka上で動作するmacOS High Siera。

anka run highsiera ls -l

 Ankaシリーズのシステム要件はOS X 10.10 Yosemite以上(macOS 10.12 Sierra推奨)ですがYosemiteが利用できても古いMacでは利用できない場合があり、仮想マシンが更新されると準仮想化ドライバば無効化されたりする既知の不具合があるので、Public Betaに参加される方は公式のドキュメントをチェックしてバグレポートを送ってあげて下さい。

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